ペッパー警部、S・O・S、サウスポー、学園天国、雨の慕情、あの鐘を鳴らすのはあなた、ブーメランストリート、津軽海峡冬景色、また逢う日まで、狙いうち、せんせい、恋のダイヤル6700、宇宙戦艦ヤマト
わたしのだいすっきな曲ばかりでした。
知っている曲ばかりで鳥肌が立ちそうになりました。
情けないのですが、きょう、初めてこの方の存在を知ることになりました。
小学校高学年から中学の終わり頃まで、じぇいぽっぷに軽い嫌悪感を抱いておりました。
音も歌詞の意味も、とてもうすっぺらいと思っていました。結局はノリか、と。
クラスの子たちがきゃあきゃあ騒ぐアーティストは何処が良いのだろう。
わたしにはよく分かりませんでした。
初めて歌謡曲と出会ったのはいつだったでしょうか。
多分、当時放送されていた『歌の大辞典』というテレビ番組だったと思います。
生演奏ののびやかな音の響き、現代のそれとは明らかに違う歌詞、変に踊ったりなんかしない歌勝負的なスタイル。
ただただ、衝撃でした。
それからは、両親の若い頃のカセットテープをひっくり返して、毎日毎日飽きることなくきいていました。
きよはらさんは今時変わっているね、とクラスメイトに笑われたこともありましたが、そんな言葉気にしません。だって、こっちの方が素敵だと思うのよ。
自分の感性と共鳴する大切なものを見つけたわたしは、もう寂しくありませんでした。
ありがとうございます、と言いたいです。
幼い頃のわたしを支えてくれたと行っても過言ではないです。
これからも、ずっとずっとずっと、くちずさんでいきますからね。
阿久悠さん、ご冥福をお祈り致します。
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